レスターのファクトリー
ロンドンのターミナル駅 セント・パンクラス駅(St.Pancras sta.)から
イーストミッドランズトレインに乗って約1時間15分
イングランド中部の街、レスターにあるザッチェルズ(Zatchels)のファクトリー。
(レスターについての記事はこちら から)
ザッチェルズのバッグは、レスターの自社ファクトリーで、すべてハンドメイドで作られています。
以前、イギリス国内で製造を行っている企業に関心が高いアン王女(プリンセス・ロイヤル)がご指名でご訪問されたこともあります。
(アン王女ご訪問の記事はこちらから)
余談ですが、イギリスは他の先進国と同じかそれ以上に人件費や土地代などが高く、国内の製造工場も限られているため、日本と同じように国外の工場でものを作っていることが多いです。
「Made in England」と謳っていても、実際は国外の工場で作っていたり、「Handmade」と謳っていても、それはほんの一部で、実際に私たちに届く商品は人の手を介さずに大量生産している、ということも多いのが実情です。
では、ザッチェルズでは、実際バッグをどのようにして作っているのでしょうか。
ファクトリーで撮影した作業の様子を、30秒の動画にまとめてみました。
ファクトリーの動画
いかがですか? 写真でもう少し詳しくご紹介させていただきますね。
ファクトリーの風景
工場内ではセクションごとに担当が分かれ、分業して作業が進められます。
こちらはカラー別に一枚の大きな皮が保管されているラック。皮の素材は全て牛革です。
型抜き
プレス機で一枚の革をいくつかのパーツごとに型抜きします。
文字入れ
レーザーで文字入れする機械。イニシャルやメッセージを入れることができます。
パーツ加工
型抜きしたそれぞれのパーツを各セクションにて加工していきます。
こちらは、ベルト部分に穴を空ける工程。
ハンマーを使って、マグネットを取り付けます。
パーツごとに保管されているラック。
次の工程を待ちます。
ミシン縫い接合
出来上がったパーツ同士をミシンで縫い合わせます。
金属鋲 接合
縫い合わせたパーツ同士を、機械を使って、金属の鋲で接合していきます。
完成
完成したバッグ。
サイズ、カラー、仕様がそれぞれ異なるお客様のオーダーに間違いがないように、それぞれのバッグの中にレシピが入っています。
最終チェック
完成したバッグに問題がないかを一つひとつチェックし、製造証明書にサインをします。
丁寧に梱包してお届けしています。
以上、レスターのファクトリーのご紹介でした。
一つひとつ作るハンドメイドだからこそ、お客さまの好みに合わせたバッグを作ることができます。
UKで心を込めてお作りしているザッチェルズのバッグ、ぜひご愛用ください。