注目すべきUKの女性アーティスト
来たるイギリス最大の音楽の祭典「ブリットアワード2019」では、最多ノミネート(4部門)は、アン・マリー、デュア・リパ、アン・マリーと全て女性アーティストが占めました。
また、BBCによるネクストブレイクが期待されるアーティストのリスト”Sound of 2019″では、10組のアーティストがリストインしましたが、そのうち6組が女性アーティスト。女性アーティストが、いま勢いに乗ってます。
そこで、今注目すべきUKの女性アーティストをご紹介。
Ella Mai(エラ・メイ)
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先にご紹介したSound of …にも選ばれているロンドン出身の24歳のR&Bシンガー。
2014年、イギリスの人気オーディション番組『Xファクター』にトリオグループで出場するも、結果を残せずグループは解散となります。
その後SoundcloudにてソロのEPを公開すると米有名プロデューサーのDJ Mustardの目に留まり、彼のレコード会社「10 Summers Records」に所属します。
レーベルメイトの人気ラッパーらとフィーチャリングをし、徐々に知名度を高め、2017年2月に彼女の3作目のアルバム『Ready』をリリース。収録曲『Boo’d Up』がインタースコープよりメジャー展開され、全米チャート最高5位を記録する大ヒットとなりブレイクを果たしました。
この楽曲は、今年のグラミー賞にも主要4部門賞を含む2部門にノミネートされています。
Anne-Marie(アン・マリー)
エセックス出身の27歳のポップシンガー。 2才から13歳まで地元のパフォーミング・アート・スクールで歌や演劇、ダンスを学んだ一方で、空手でも国際チャンピオンになったりと多才。
アーティストを続ける上で必要な要素も空手から学んだと自身で語っており、『Karate』という楽曲のMVで彼女の空手を見ることができます。
2013年にエルトン・ジョンによるレコード会社「ロケットレコード」よりデモEPをリリースし、業界に注目されるきっかけとなりました。
その後、ルディメンタルのUKチャート1位獲得のアルバムに4曲フィーチャーされ、さらに注目度を高めていきます。
そして、今年2018年4月に待望のデビューアルバムをリリース。エド・シーランやドレイク、ワン・ダイレクションのトムなどを豪華プロデューサーに迎え、UKチャート3位にランクしました。
今年のブリット・アワードでは最多の4部門にノミネートされています。
Grace Carter(グレース・カーター)
ブライトン出身の20歳のシンガーソングライター。
小さい頃から歌うことが大好きだった彼女は、地元の聖歌隊に入り、13才の時にはミュージシャンだった継父にギターで曲を作ることをを勧められ、家の地下室のスタジオで作曲を始めます。
すべて自らの体験に基づいたもので、悲しみや怒りの感情を持っている時にこそ、最高の曲が出来ると語っています。
ソウルフルでエモーショナルな彼女の歌の表現ですが、小さい頃に聞いたニーナ・シモンやローリン・ヒルの影響を受けているそう。
2017年にリリースした『Silence』がSpotifyでリリース初週で200万回再生され、一気に注目されます。
そして、今年のSound of 2019では堂々の3位にランクイン。
Mahalia(マヘリア)
ザッチェルズがファクトリーを構えるレスター出身の21歳のシンガーソングライター。
8歳から作曲をはじめ、13歳の時にはメジャーレーベルと契約。
2013年までには、エド・シーランやエミリー・サンデーのライブサポートを務め、2015年、17歳でルディメンタルのUKチャート1位獲得のアルバム収録曲『We the Generation』でコラボレーションを果たします。
そして、2018年に「YouTuberミュージシャンランキング」で見事に1位を獲得。
Sound of 2019にもランクインし、今年のブリットアワードの新人賞に当たるクリッティックス・チョイスにもノミネートされました。
参照:
https://hypebae.com/2018/5/ella-mai-interview-music-baewatch
https://www.fwordmag.com/single-post/2017/09/07/ARTIST-PROFILE-GRACE-CARTER