ダニー・L・ハール / ロンドン発の新感覚エレクトロポップ
(Via: http://diymag.com/2017/05/12/danny-l-harle-1ul-track-review)
ボーカルにカーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)を迎えた『Super Natural』でも知られるソングライターのダニー・L・ハール(Danny L Harle)が新曲をリリースしました。
ダニー・L・ハール
ロンドン出身。サックス奏者の父に影響を受け、12歳からチェロやベースの演奏をはじめる。世界有数の音楽学校「王立音楽院」(Royal Academy of Music)のジュニアジャズグループに参加。2006年には父親が演奏する自身の曲がリリースされました。
幻想的できらびやかな音色のエレクトロミュージックが彼の楽曲の特徴です。
楽曲のルーツ
ジェイムス・ブレイクやケイティ・Bなど数々のアーティストを輩出しているロンドン大学のゴールドスミスカレッジでクラシックを学ぶ一方で、「スクウィー」(Skweee)というスウェーデンやフィンランドに起源を持つ音楽の影響も受けたそうです。
※Skweee・・・Funk / R&B / Soulなどのリズムにシンセリードやベースラインなどを組み合わせた音楽スタイル
また、ゼルダの伝説やストリートファイターⅡなどのゲームミュージックからも影響を受け、大学の論文のテーマにしました。
A.G クックとの出会い
幼馴染のA.G クックとゴールドスミスカレッジ在学中に再開し、音楽プロジェクト「Dux Content」を共同で開始。2013年に現在所属するレーベル「PC Music」を設立しました。
※A.G クック・・・チャーリー・XCXのクリエイティブディレクター。音楽レーベル「PC Music」の代表。
「Dux Content」はSEKAI NO OWARI の『ムーンライトステーション』のオフィシャルリミックスも手掛けています。
A.G クックとの出会いによってソングライティングの幅を広げ、ボカロではなく生のボーカルを加工する今のスタイルを確率しました。
この『Broken Flowers』は、2014年のイギリスの音楽誌「FACT」の”過去10年間のベストトラック100” にリストインしました。
リミックスワーク
先述のSEKAI NO OWARIの他にも、単独名義でYears & Years、中田ヤスタカ、Charli XCX、Pentatonix など様々なアーティストの楽曲のリミックスを手掛けてきました。
『Can’t Sleep Love』 / Pentatonix ft Tink
原曲
リミックス
彼の手に掛かると楽曲の雰囲気がガラッと変化します。
今後の活躍
2017年より、チャーリーXCXの楽曲のプロデュースや、
今年のグラミーで2部門にノミネートされたロンドンの新鋭プロデューサー Musa Masaと共作するなど注目度を増しています。
ダニー・L・ハールがポップミュージックシーンの中心になる日が近いかもしれません。