ボタンフライの意味とは?
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現在多くのジーンズにはジッパーフライ(フライとはボトムスでいうとフロント部のボタンやジッパーを隠す比翼のこと)が採用されていますよね。
開け閉めが簡単で便利なジッパー。
ではなぜボタンフライが存在するのでしょうか?
実はジーンズが発明されたのは1870年代頃、ファスナー(当時はジッパーという呼び名はまだ無かった)の発明は1891年。
ということで「最初はすべてのジーンズがボタンフライだった。」ということになります。
それでは、ファスナーが発明されてから120年以上たった今でもボタンフライのジーンズがあるのはなぜでしょう?
大きな理由として、「デニム生地は洗うと縮む」
※イメージ
ということが挙げられます。
特に何も加工がされていない生デニム(リジットジーンズ)は最初の洗濯では5%〜10%、1~2インチ縮むものもあります。
ジッパーだと生地だけが縮んでしまうこともあって、ボタンフライが採用されています。
生デニム以外にボタンフライが採用されている場合は
・デザイン性
・ボタン同士の間のあそび部分がシルエットを綺麗に見せてくれる
・壊れない(半永久的)
・食べ過ぎた時にウエストの調節がしやすい(?)
などが挙げられます。
スラックスなどでもボタンフライがある様に、デニムの防縮加工が進歩した現在では、「デザイン性」と「シルエットを綺麗に見せてくれる」ということが多くの人を魅了している理由だと思います。
FRENCH CONNECTIONのデニムもそんな理想を追い求めて、作られています。
なんとなく「使い勝手が悪そうだなぁ」と感じているかもしれないボタンフライのボトムス、みなさんも一度手に取ってみてはいかがでしょう?