英国を代表する写真家 ニック・ナイト
(TOP画像 Via : http://www.nickknight.com/)
ニック・ナイトとは?
1958年、ロンドン生まれ。
1985年に80年代初頭にイギリスで流行したスキンヘッドカルチャーに迫った写真集『SKINHEADS』でデビュー。
本の中でドクターマーチンの履き方やMA-1の着こなし方など、ファッションも解説したユニークな写真集です。
(Via: http://www.flotsambooks.com/SHOP/PH02050.html)
80年代後半に『ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)』のカタログ写真の撮影に起用されたことにより一躍注目を浴び、
(Via : http://www.nickknight.com/)
90年にはロンドンを代表するファッションカルチャー誌『i-D』のフォトエディターとなります。
以降はVOGUE等の有名誌で活躍し、Alexander McQUEEN、Louis Vuitton、Calvin Klein、Christian Dior、Saint Laurentなど、世界的なファッションブランドの撮影を手掛けています。
Christian Diorのイメージショット
(Via : http://www.nickknight.com/)
写真は実際にモデルがピアノを破壊しながら撮影したもので、下記サイトからメイキング映像やその他の作品が見れます。
http://showstudio.com/project/past_present_couture/films
また、レディー・ガガのMV「Born This Way」も手がけたことでも有名です。
写真で伝えるメッセージ
「フォトグラファーは社会の変動を写すものだと言われる。しかし、ぼくは違う。ぼくは社会の変動を引き起こしたい」
(Via : http://empoweringresearch.blogspot.jp/2014/03/from-identity-standpoint-what-does-it.html)
98年に発表したこの作品では、義足のモデル、エイミー・マリンズをフィーチャーした作品をファッション誌『Dazed & Confused』に発表。
また、リーバイス(Levi’s)のキャンペーンでも、あえて年齢を重ねたモデルたちを被写体に選びました。
(Via: https://www.pinterest.jp/pin/240379698836443177/?lp=true)
有名アーティストとのコラボレーション
冒頭で紹介したレディー・ガガのミュージックビデオ『Born This Way』以外にも、ビョーク、カニエ・ウエストのMVや、
Björk 『Pagan Poetry』
Kanye West 『BLKKK SKKKN HEAD』
デビット・ボウイ、カイリー・ミノーグ、マッシヴ・アタック、トラヴィス・スコットなどのアルバムのアートワークを手掛けるなど、一流アーティストとコラボレート。
トラヴィス・スコット 『Birds in the Trap Sing McKnight』 (2016)
(Via: https://travisscott.com/)
現在は、「SHOWstudio」というプラットフォームをスタートさせ、デザインや音楽など多方面のクリエイターたちとコラボレートしながら、新たな作品を生み出したり、ライヴイベントを行っています。
現在、原宿のギャラリーThe Massで、SHOWstudioと最も深く関わりのあるケイト・モスとコラボレートした企画展示が行われています。
Moving Kate
会場:The Mass(東京都渋谷区神宮前5-11-1)
期間:7月30日(日)まで
時間:12:00〜19:00(火曜、水曜休館)
入場:無料
彼の写真はオフィシャルサイトから閲覧できるので、気になる方はチェックしてみてください。
【ニック・ナイト オフィシャルHP】